「ココロのバリアフリー」講演レポート 株式会社K-plus+ 代表池田君江さん


 

株式会社横浜ビール太田久士社長が主催する、池田君江さんによる講演「ココロのバリアフリー」が、関内にある驛の食卓で開催された。株式会社K-plus+代表池田君江さんは、2007年6月渋谷の温泉施設で起きた爆発事故で脊髄を損傷し、車椅子生活を余儀なくされた。現在は「ココロのバリアフリー」を推奨する講演をおこないながら、車椅子使用者に優しい社会を目指して活動している。太田社長は、同じく横浜の地元企業である大川印刷の大川哲郎社長から池田さんを紹介され、今回のイベントの開催に至った。

少しでも障害者の人が外に出やすい環境に

「飲食業を営む私達は、バリアフリーの問題を正面からきちんと受け止めなければなりません。たとえ段差があっても少しのココロがあればバリアフリーを超える素敵な店・場所になります。「驛の食卓」がココロのバリアフリー応援店に参加するこの機会に池田さんをお招きし、どうしたらバリアフリーを実現できるかレクチャーをして頂くことになりました。この取り組みを日本中に広めて頂くために、より多くの方々にご参加頂きたく思っています」という太田社長の呼びかけで、会場となった驛の食卓の2階には地元の飲食店オーナーが30人ほど集まった。

Know No Limit 〜限界はない〜

事故に遭い生きる意味を失っていた池田さんを支えたのはトレーナー池田淳さんとの出会い。「できないことなんて何もない、行けないところなんてありません、階段があったら自分が担ぎます、壁があったら自分が壊します」という言葉に救われ、リハビリテーションを始めた。現在でも一歩でも歩くことを目標に、リハビリに励む毎日を送っている。

それからの池田さんは、国内、海外と積極的に外にでるようになった。スクリーンには、海外旅行をする池田さんの生き生きとした写真が次々と写し出されていく。自らの実体験からレポートされる海外で経験したバリアフリーの意識の高さは、日本人にも見倣う点が多い。海外では、格闘技ファンの娘のために訪れたジムにも、車椅子用のトイレが設置されていたという。

ちょっとしたココロが、素敵なバリアフリーに繋がる

日本の大きな施設は車椅子への対応が充実しているものの、一般的にはまだまだ店先に段差もあれば、トイレも狭く、車椅子使用者に対して意識が低い飲食店がほとんどだ。池田さんは段差(バリア)がある飲食店でも、店員の気持ちひとつでバリアフリーになることを自身の体験談から紹介した。すべての店舗や施設をバリアフリーに作り替えるわけにはいかないが、少し手伝ってもらえれば、健常者と同じ生活を楽しめる確率は高まる。しかし、行ってみたい店に電話で事前に問い合わせても、「忙しくなかったらお手伝いしますが…」と暗に来ないでくれと言われているかのような対応をされることが非常に多かったという。

池田さんが問い合わせをした時に、気持ち良く応対し、池田さんがココロのバリアフリー活動をするきっかけになった都立大にある居酒屋「串カツ田中」のオーナーは、その後2号店の出店の際に、車椅子対応のトイレを設置した。店の学生アルバイトたちも、池田さんと知り合うことで、就職後に車椅子のお客さんにしっかりとした対応ができるようになったという。受け入れる側にもしっかりとした変化が見られるのも、大切だ。

質疑応答になると、会場に訪れていた飲食店経営者も、自分の店のトイレの間口の説明をして、車椅子で入れるかどうかなど、次々と質問をぶつけた。実際に別の車椅子を用意してもらい、参加者に体験してもらう時間も設けられた。初めての車椅子体験にぎこちない様子で車輪をまわす男性は、「広いと思っていた店内が、意外と狭いですね」と感想をもらしていた。車椅子使用者が快適に過ごすには、かなり広めのスペースが必要なようだ。それは駐車場などでの車の乗り降りにも言えることで、車輌のドアを全開にしないと下りて車椅子を広げることができない。車輌同士が密接する駐車場で、隣に車を停められてしまうと、もう持ち主が帰ってくるまでは、乗ることもできず、どうにもならないのだという。

池田さんはココロのバリアフリーのステッカーとパンフレットをつくり、飲食店への啓蒙を促している。その建物や施設を「訪れる人」、「出迎える人」、訪れる障害者の方が気持ちよく来店できるようにするための新しいシンボルマークである。
講演終了後は、太田社長の乾杯で横浜ビールが振る舞われ、リラックスしたムードのなかで交流会を楽しんだ。

ココロのバリアフリーのステッカー

 


プロフィール・原体験

代表池田君江さんは、2007年6月渋谷の温泉施設で起きた爆発事故で脊髄を損傷し、車椅子生活を余儀なくされた。現在は「ココロのバリアフリー」を推奨する講演をおこないながら、車椅子使用者に優しい社会を目指して活動している。

組織概要

団体
株式会社k-plus
事業概要
障がい者の人が外に出やすい環境になるよう「ココロのバリアフリー」を世に広めていきたいと思いで設立。
WEBサイト
http://kplus-jp.com

「ココロのバリアフリー」講演レポート 株式会社K-plus+ 代表池田君江さん


 

株式会社横浜ビール太田久士社長が主催する、池田君江さんによる講演「ココロのバリアフリー」が、関内にある驛の食卓で開催された。株式会社K-plus+代表池田君江さんは、2007年6月渋谷の温泉施設で起きた爆発事故で脊髄を損傷し、車椅子生活を余儀なくされた。現在は「ココロのバリアフリー」を推奨する講演をおこないながら、車椅子使用者に優しい社会を目指して活動している。太田社長は、同じく横浜の地元企業である大川印刷の大川哲郎社長から池田さんを紹介され、今回のイベントの開催に至った。

少しでも障害者の人が外に出やすい環境に

「飲食業を営む私達は、バリアフリーの問題を正面からきちんと受け止めなければなりません。たとえ段差があっても少しのココロがあればバリアフリーを超える素敵な店・場所になります。「驛の食卓」がココロのバリアフリー応援店に参加するこの機会に池田さんをお招きし、どうしたらバリアフリーを実現できるかレクチャーをして頂くことになりました。この取り組みを日本中に広めて頂くために、より多くの方々にご参加頂きたく思っています」という太田社長の呼びかけで、会場となった驛の食卓の2階には地元の飲食店オーナーが30人ほど集まった。

Know No Limit 〜限界はない〜

事故に遭い生きる意味を失っていた池田さんを支えたのはトレーナー池田淳さんとの出会い。「できないことなんて何もない、行けないところなんてありません、階段があったら自分が担ぎます、壁があったら自分が壊します」という言葉に救われ、リハビリテーションを始めた。現在でも一歩でも歩くことを目標に、リハビリに励む毎日を送っている。

それからの池田さんは、国内、海外と積極的に外にでるようになった。スクリーンには、海外旅行をする池田さんの生き生きとした写真が次々と写し出されていく。自らの実体験からレポートされる海外で経験したバリアフリーの意識の高さは、日本人にも見倣う点が多い。海外では、格闘技ファンの娘のために訪れたジムにも、車椅子用のトイレが設置されていたという。

ちょっとしたココロが、素敵なバリアフリーに繋がる

日本の大きな施設は車椅子への対応が充実しているものの、一般的にはまだまだ店先に段差もあれば、トイレも狭く、車椅子使用者に対して意識が低い飲食店がほとんどだ。池田さんは段差(バリア)がある飲食店でも、店員の気持ちひとつでバリアフリーになることを自身の体験談から紹介した。すべての店舗や施設をバリアフリーに作り替えるわけにはいかないが、少し手伝ってもらえれば、健常者と同じ生活を楽しめる確率は高まる。しかし、行ってみたい店に電話で事前に問い合わせても、「忙しくなかったらお手伝いしますが…」と暗に来ないでくれと言われているかのような対応をされることが非常に多かったという。

池田さんが問い合わせをした時に、気持ち良く応対し、池田さんがココロのバリアフリー活動をするきっかけになった都立大にある居酒屋「串カツ田中」のオーナーは、その後2号店の出店の際に、車椅子対応のトイレを設置した。店の学生アルバイトたちも、池田さんと知り合うことで、就職後に車椅子のお客さんにしっかりとした対応ができるようになったという。受け入れる側にもしっかりとした変化が見られるのも、大切だ。

質疑応答になると、会場に訪れていた飲食店経営者も、自分の店のトイレの間口の説明をして、車椅子で入れるかどうかなど、次々と質問をぶつけた。実際に別の車椅子を用意してもらい、参加者に体験してもらう時間も設けられた。初めての車椅子体験にぎこちない様子で車輪をまわす男性は、「広いと思っていた店内が、意外と狭いですね」と感想をもらしていた。車椅子使用者が快適に過ごすには、かなり広めのスペースが必要なようだ。それは駐車場などでの車の乗り降りにも言えることで、車輌のドアを全開にしないと下りて車椅子を広げることができない。車輌同士が密接する駐車場で、隣に車を停められてしまうと、もう持ち主が帰ってくるまでは、乗ることもできず、どうにもならないのだという。

池田さんはココロのバリアフリーのステッカーとパンフレットをつくり、飲食店への啓蒙を促している。その建物や施設を「訪れる人」、「出迎える人」、訪れる障害者の方が気持ちよく来店できるようにするための新しいシンボルマークである。
講演終了後は、太田社長の乾杯で横浜ビールが振る舞われ、リラックスしたムードのなかで交流会を楽しんだ。

ココロのバリアフリーのステッカー

 


プロフィール・原体験

代表池田君江さんは、2007年6月渋谷の温泉施設で起きた爆発事故で脊髄を損傷し、車椅子生活を余儀なくされた。現在は「ココロのバリアフリー」を推奨する講演をおこないながら、車椅子使用者に優しい社会を目指して活動している。

組織概要

団体
株式会社k-plus
事業概要
障がい者の人が外に出やすい環境になるよう「ココロのバリアフリー」を世に広めていきたいと思いで設立。
WEBサイト
http://kplus-jp.com